プロ
自分に好きなことを専門にするって言うのは難しい。特に勝負事は。
僕のマイミクで、多分一番年上の足立さん(http://homepage3.nifty.com/kyousei/)の息子さんは中学校卒業後、進学せずにプロ棋士を目指しているのだが、最近の日記を拝見させてもらうと中々と大変みたいで。関西棋院の担当者に足立さんが呼び出されて、最後通告を突きつけられたらしい。想像なのだけど。
囲碁の世界というのはなかなか複雑で、まずは関西棋院とは別に日本棋院っていう組織もあってどちら所属してもプロとして活動できるのだけど、併せてもプロの採用枠は10名程度。更に年齢制限(関西棋院は男子18歳)。東大なんて目じゃない。
かといってプロになったからといって対局だけで食べていけるのは一握り。棋院からの給金は最初のうちは数万円でレッスンだとか本を書いたりして凌いでいる。
最近ポスドクが厳しいって言われているけれども、囲碁だとか将棋だとかを見ていると甘えじゃないのかって正直思ってしまう。ポスドクたちには少なくとも学歴っていう資本があるわけで(それが逆差別を産んでいるというのも事実だけどさ)、小学校の頃からランドセル背負って終電まで打っていた18歳とは武器が違う。サーベルタイガーの牙か。
甘えちゃ駄目だなって思うダルビッシュと同い年。
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